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新型コロナ変異ウイルス③

新型コロナ変異ウイルス③
 
前回の続きで、変異ウイルスについて書いてみたいと思います。
 
 変異ウイルスとは、感染しやすくなる方向に変異したというより「進化した」というイメージというイメージを持たれている方もみえると思いますが、ある意味そうです。
ウイルスが増えやすいように遺伝情報が変化したということだそうです。
逆に言うと、感染しにくい方向に変化したウイルスもあったかもしれないけど、そういうのは広がらないので淘汰されていくそうです。
だからイギリスのケースも、変異前と変異後のウイルスが混在していますが、最初は変異したウイルスが少なかったはずなんだけれども、今は変異ウイルスの方が多くなっているんですね。
感染力が上がったこと以外に、症状が悪化する割合が増えたというようなことはあるのでしょうか?
実は、イギリスのジョンソン首相はそういう可能性があると発言しましたが正確にいうとわかっていないんですよ。
今のところ、感染しやすくなっているけれど、重症化率は大きくは変わってないと考える専門家が多いと思います少なくともSARSのように感染すると多くの人が重篤になってしまうまでの変わり方はしていないとされています。
                                                                                                                     
 
   話が飛びますが、実は去年(2020年)も、広い意味での変異ウイルスが日本に入っていたという専門家もいるそうです。
当初、中国の武漢で見つかったウイルスが世界中に広がりましたよね。
それがヨーロッパで、トゲトゲが変化したんです。
それが去年の3月ごろに日本に入ってきたと、それが第1波の3月から4月、5月の山になった。
武漢のウイルスよりも、変化したことによってちょっと感染力が高くなったウイルスだったという研究があります。
今、日本にいるほとんどのウイルスは、その去年3月ごろにヨーロッパからの帰国者などから広がったウイルスなので、武漢のウイルスよりも感染力が高いウイルスが日本にいるということなんです。
 
 今、イギリスなどで見つかっている変異ウイルスは、去年の変異にもう一段階変異が重なったみたいです。
 
次回につづく
 
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